おくりびとと仕事
おくりびとでは、主人公が納棺師という仕事に就いて、その仕事に対してなかなか矜持を持つことができない煩悶が描かれます。 おくりびとはただ納棺師の仕事を教えてくれるだけではなく、自分が本当に今の仕事に対してどう考えているのかも付きつけてくる映画です。 おくりびと、というやさしい響きにしても、現実の納棺師は仕事が困難で精神的にも辛いのに、理解者が少ないことを主人公の妻が表しています。 どんな仕事にも貴賎はない、といいますが、現実には差別されたり、偏見を受けたり、そしりを受ける現実をおくりびとでは描いています。 仕事にフォーカスを当てるとなると、おくりびとは一人前の納棺師として誇りを持って臨んでいくまでの映画でもあります。 主人公が納棺師として成長するまでの過程を見つめながら、自分は本当に仕事に真剣に向き合っているかも考えさせるのがおくりびとです。 ですから今、自分の仕事に対して迷いがある方がおくりびとを観ると、一度、自分の仕事に対して振り返るかもしれません。 特に仕事に対して意欲を失っているような方には、主人公の姿を観て、自分を見つめ直すチャンスを与えたくなる映画がおくりびとです。
おくりびとの葬儀風景
おくりびとはいわば「葬儀屋さんの物語」で、映画の中でもいろいろな葬儀が行われています。 おくりびとでは、主人公が納棺師ですから、葬儀が仕事になり、さまざまな葬儀までの準備も描かれています。 おくりびとは、納棺師という死者を棺におさめるまでの仕事が描かれていて、自分が死んだらこうなるのか、と気付かされます。 その中で、おくりびとがどれだけ大事に死者と接しているのかも丁寧に描写され、自分もいつか迎える死を意識せずにはいられません。 葬儀の主人公である死者は自分の葬儀を観ることはできませんが、こんな風におくられたいという気分にさせられるのがおくりびとの中の葬儀です。 おくりびとでは、葬儀は厳粛に行われますが、その葬儀の準備のため、おくりびとである葬儀屋の仕事も見ることができます。 特におくりびとの中で幾度となく描かれる葬儀では、死者と生きている、残された人々の不思議な交流が描かれます。 ときに悲しく、ときに切なく、またときにユーモラスな葬儀の光景を目にするおくりびとでは、いつか自分がおくられるようになったら、と考えさせられます
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